名古屋市の新築購入でもらえる補助金とは?申請方法と受給条件を解説

公開日:2024/04/02
名古屋市の新築購入でもらえる補助金とは?申請方法と受給条件を解説

新築を購入するには、多額の資金が必要であり、少しでもお得に購入したいと考える方も多いでしょう。そんなときに利用したいのが補助金です。この記事では、名古屋市における、新地機購入時に使用できる補助金の内容や条件について詳しく解説します。受給条件や申請方法などについても掘り下げているので、理解を深めて活用してください。

名古屋市の新築購入補助金とは?

補助金とは、条件を満たした場合に適切に申請することで、国や地方自治体から受け取れるお金を指します。お得になる制度を設けて国民や市民を誘導することにより、国や自治体には政策を実現しやすくなるメリットが生まれ、補助金を受ける側にとっては資金が補助され、家計の負担を抑えて目的を果たせるのが魅力です。

名古屋市においても、住宅を新築購入する際に特定の条件を満たすと、補助金を受け取れる制度が存在します。ここでは、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)にかかわる補助金を紹介しましょう。

この補助金は、ZEH、ZEH+、LCCM住宅、そしてZEHと同時に設置する蓄電システムに対して交付されます。補助の対象となる条件は、名古屋市内でZEH、ZEH+、次世代ZEH+などに該当する戸建て住宅を購入することが必須条件のひとつです。

また、個人ではその住宅を住居として使用し、法人は補助対象となる住宅を本店か主たる事務所とすることも求められます。さらに、ZEHと同時に設置する蓄電システムは、蓄電システムとHEMSを導入することも条件とされています。

すべてを満たした申請に対する補助金の金額は、ZEH住宅については1件あたり10万円、ZEH+住宅については1件あたり20万円です。また、ZEH住宅と同時に設置する蓄電システムについては、1件あたり9万円の補助金が支給されます。

住宅の建設や購入には多額の資金が必要であるため、補助金はとても有用なものです。将来的にZEH住宅を建設する予定がある方は、補助金の内容をよく押さえておいてください。

名古屋市の補助金制度の仕組みと申請方法

名古屋市では、住宅の二酸化炭素排出を削減し、低炭素な都市を目指すために、各種補助金制度を整備しています。ここでは、その仕組みと申請方法について見ていきましょう。

低炭素社会実現への取り組み

名古屋市が設置するZEH住宅に関する補助金は、地球温暖化の原因とされている二酸化炭素の排出量を削減することを目指す一環です。これは、2018年に策定された「低炭素都市なごや戦略第2次実行計画」に基づき、2030年度までに2013年度比で温室効果ガスを27%削減するという目標を達成する一環として設置されています。

名古屋市では、これらの目標達成を支援するために、さまざまな補助金制度を設けており、温室効果ガスの削減に向けた取り組みを促進しています。太陽光発電設備や蓄電システム、HEMS、充電設備の導入など、積極的なエネルギー消費の削減や再生可能エネルギーの導入、活用を促すものです。

申請方法

補助金を受けるためには、まず名古屋市に対し、補助金交付申請書を提出する必要があります。書類を受け取った名古屋市は、申請内容が要件に合致しているか確認し、交付すべきかどうか決定します。

問題ない場合は、約2週間後に支給決定となり、補助金公費決定通知書が送付されるので確認しましょう。ここで初めて住宅を建設・購入が可能となるので、申請時期には注意が必要です。

工事や引き渡しが完了した後は、実績報告書兼請求書を名古屋市に提出します。ZEHについては能力を証明する書類が必要になるので、書類がそろい次第、あわせて速やかに提出しましょう。その後、名古屋市の書類審査を経て、約2か月後に補助金が支払われます。

名古屋市の新築購入補助金利用のポイント

名古屋市で補助金を利用する際には、いくつかの注意点があります。

申請期間

まず、ひとつ目のポイントは、申請期間をよく確認することです。補助金の申請期間は決まっており、逃すと補助金の申請ができなくなってしまいます

注文住宅の建設はスケジュールが決まっており、申請決定前に着工してしまうと補助金を受け取れません。申請忘れに注意することはもちろん、申請書の入手や不明点の洗い出しは早めに行うなど、効率よい手続きができるようにしましょう。

要件を頭に入れておく

補助金の申請には、要綱や要領、対象となるために満たすべき要件などをよく把握しておきましょう。これらの決まりを守って申請することが重要です。

たとえば、名古屋市のZEH住宅補助金と同様の事業を、環境省のZEH支援事業で実施しており、事前に正しい手続きが求められるなど、細かな決まりがあるケースもあります。

手続きで誤りがあった場合、補助金の交付対象外となる可能性が高いため、よく確認して申請しましょう。また、補助金交付申請書の様式は変更されることもあるので、必ず該当する年度のものを使用するようにしましょう。

まとめ

名古屋市の新築購入補助金は、住宅の省エネ化や環境負荷の軽減を目指した取り組みの一環として提供されています。申請期間や対象となる要件など、注意すべきポイントを押さえて補助金の申請を検討しましょう。住宅の新築補助金は、非常にお得なものであり、地球環境への配慮と家計の補助を両立できる制度です。補助金制度をよく知り、上手に活用しましょう。

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