LCCM住宅ってなに?ZEHと何が違うの?

公開日:2024/08/15
LCCM住宅ってなに?ZEHと何が違うの?

昨今の持続可能な社会に関心が高まる情勢のなか、LCCM住宅が大きく注目を集めています。LCCM住宅はエネルギー効率性に優れ、光熱費のランニングコストを抑えられるなどのメリットがあります。本記事ではLCCM住宅の概要やメリット・デメリットなどを解説します。環境にやさしい住まいづくりを検討している人は参考にしてください。

LCCM住宅とは

LCCM住宅は省エネで環境性能に優れた住宅であり、ライフサイクル全体を通じたCO2排出量をマイナスにすることを目指しています。具体的には、建設、居住、修理・処分の各段階においてCO2が排出されますが、LCCM住宅では太陽光発電システムなどを活用して、排出されるCO2以上のエネルギーを創出します。

このように、エネルギー創出量がCO2排出量を上回る仕組みを持つのがLCCM住宅の特徴です。LCCM住宅とZEH住宅の違いについても紹介します。LCCM住宅はライフサイクル全体でのCO2排出量の削減を目指し、一方でZEH住宅は年間の一次エネルギー消費をゼロ以下にすることが目標です。

つまり、ZEH住宅は年間のエネルギー消費に焦点を当てていますが、LCCM住宅は建設から処分までの全工程においてCO2排出を抑えることを重視します。そのため、LCCM住宅はZEH住宅よりもさらに高い省エネ性能と環境性能を備えているのです。

LCCM住宅の普及が促進されている背景には、気候変動対策があります。国際的な取り組みであるパリ協定に基づき、世界の温室効果ガス排出量を抑制し、2050年までにカーボンニュートラルを目指す日本政府の方針が示されました。

そのなかで、住宅分野でもCO2排出量の削減が求められ、LCCM住宅の普及が推進されています。さらに、LCCM住宅の普及促進を目的とした補助金制度も設けられており、これらの政策の下でLCCM住宅の導入が進んでいます。このように、LCCM住宅はCO2排出を抑えた超エコ住宅であり、その普及が環境保護の観点から重要視されています。

LCCM住宅を建てるメリット・デメリット

LCCM住宅は、建てるうえでメリットが数多くあります。まず第一に、環境への負荷を軽減し、地球温暖化などの環境問題に貢献することが挙げられます。ライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにするため、住宅自体が地球環境への負荷を減らす一助となります。

これは、現代社会が抱える環境問題に対する一歩として重要です。さらに、LCCM住宅は季節を問わず快適な生活を実現します。その高い断熱性や気密性により、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を保てます。

これにより、エアコンや暖房の使用頻度を減らし、快適な生活空間を確保すると同時に光熱費を節約できます。この点は、住宅の居住性を向上させるうえで大きな利点です。

また、ランニングコストの抑制もLCCM住宅の大きなメリットの一つです。太陽光発電システムなどの導入により、自家発電した電力を利用できるだけでなく、余った電気の売電も可能です。

さらに、気密性や断熱性の高さにより、空調機器の使用頻度が低く抑えられるため、光熱費を大幅に削減できます。このように、ランニングコストの節約に貢献するLCCM住宅は、経済的にも魅力的な選択肢となります。

一方で、LCCM住宅を建てる際のデメリットもあります。まず、その初期費用が高いことが挙げられます。高性能な設備や機器の導入には費用がかかり、通常の住宅よりも建設コストが高くなる場合があります。

しかし、これらの費用は長期的に見ればランニングコストの節約や環境負荷の軽減につながるため、投資として有効です。さらに、LCCM住宅を建てる際には間取りや外観デザインの制約があることもデメリットの一つです。

太陽光発電システムや他の省エネ設備を設置するための条件があり、それに合わせて屋根の形状や角度などが制限されることがあります。そのため、自由度の高い間取りやデザインを求める場合は、制約を受ける可能性があります。

最後に、LCCM住宅に対応しているハウスメーカーが限られているという点もデメリットと言えます。LCCM住宅はまだ新しい概念であり、高度な技術やノウハウが求められるため、すべてのハウスメーカーが対応しているわけではありません。

そのため、選択肢が限られる場合がありますが、これからの技術の進化と共に対応するハウスメーカーも増えていくことが期待されます。

LCCM住宅で活用できる補助金を紹介

LCCM住宅の補助金制度と認定条件について解説します。まず、LCCM住宅整備推進事業は、LCCM住宅の普及を促進するための補助金制度です。この補助金制度では、設計費や建設工事などの補助対象費用に対して、補助率が適用されます。

具体的には、設計費と建設工事等における補助対象工事の掛かり増し費用の合計額の1/2が補助され、1戸あたり最大で140万円の補助を受けられます。ただし、補助を受けるためにはいくつかの要件を満たす必要があります。

たとえば、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の要件を満たすことや、一次エネルギー消費量の削減、CO2排出量の算定結果が0以下であることなどが挙げられます。

次に、サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)もLCCM住宅に利用できる補助金制度の一つです。この事業では、戸建て住宅の場合には原則として1戸あたり200万円の補助が受けられます。

補助を受けるための事業要件としては、ZEHやZEB(ネット・ゼロ・エネルギービルディング)基準の省エネルギー性能を満たすことや、先導的な技術の導入が求められます。

これらの要件を満たすことで、LCCM住宅の建設に対して補助金を受けることが可能です。いずれの補助金制度も、LCCM住宅の普及を促進するために設けられており、省エネルギー性能やCO2削減効果の高い住宅を建設することを支援しています。

これらの補助金を利用することで、LCCM住宅の建設にかかる初期費用を軽減でき、より多くの人々が環境に配慮した住宅を手に入れられるでしょう。

まとめ

LCCM住宅は、地球環境に配慮した省エネルギー性能に優れた住宅であり、CO2排出を削減し、地球温暖化対策に貢献します。ZEHと異なり、建設から処分までのライフサイクル全体でCO2排出を抑えることに焦点を当て、より高い省エネ性能を持ちます。そのため、環境負荷を減らしながら快適な生活を実現できる一方で、初期費用の高さやデザインの制約などのデメリットも存在します。しかし、補助金制度の活用により、初期費用を軽減し、多くの人々が環境に優しい住宅を手に入れられます。

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ブラザー不動産は名古屋市緑区を中心に50年以上住宅事業の実績を持つ地域密着型の注文住宅メーカー。耐震等級3、ZEH、長期優良住宅認定レベルは標準設計基準となっており、住宅性能の高さが特徴です。またデザインにも力を入れており、設計事務所との共創で設計する「建築家提案プラン」も用意。建物保証は最長60年で、大手ハウスメーカー同等の保証の充実度も魅力です。

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